はみだし者のひとりごと

読まれることのなかった日記

失恋日記 94日目続き分 7/4

最後の悪あがきもなんの意味もなさなくて、諦めてくださいと拒絶された

 

本当に嫌だったのだろうけど最後に連絡をくれる所もあの子の優しさなのだろう。

無理なものは無理だとちゃんと理解出来たんだ。どうしようもならないことはどうしようもない。分かってたはずなんだけど心のどこかで期待していた自分がいたんだよな。

 

あの子が残したものはこの部屋には何も残っていないけど、僕にとって大切なことを教えてくれた。はじめての優しさ、ちゃんと人を好きになること、もう二度と会えない人を思う悲しさ。全ていままで知らなかった感情だった。

 

あの子の感情の全部が嘘だとは思えない。ちゃんと1歩歩み寄ったら、1歩歩み寄ってくれたこと、少なからずどこかには本当の気持ちがあったんだと思うよ。これも都合のいい解釈なのかもしれないけれど。

 

変えられずにいたロック画面の写真ももう変えよう。ちょっとずつではあるけれど前に進まないといけないな。それが3年かかっても5年かかっても、いつかよかった思い出だと言える日が来ることを祈って。

 

ありがとうとごめんねの連続みたいな毎日だけどあの頃よりも少しは大人になれたのかもしれないな。

 

このタバコの火が消えたら歩きはじめよう。どんな未来だったとしても、あの日々があった事実は消えない。あの子にとって消したい過去だとしても、僕には宝物なんだ。

 

いつの日かまた心から好きになれる人ができた時、あの子が教えてくれたことちゃんと伝えられればいいな。

 

最後まで自分勝手な僕をどうか許してほしい。今までありがとう。